常に雨風にさらされているコンベアカバーに求められているものは耐久性と耐食性です。
当社では従来のFRP（繊維強化プラスチック）に替わり、高い耐久性と耐食性を兼ね備えた「ステンレス鋼」や「ガルバリウム鋼板®」に波板整形を施し、より耐久性を高めた素材をコンベアカバーに使用しています。ステンレス鋼は、ハードな使用に耐え、設備の腐食による異物混入を防げることから食品加工工場や飲食店のほとんどで使用されています。また、ガリバリウム鋼板®は溶融亜鉛メッキ鋼板（通称トタン板）の3~6倍の耐食性を有し、コストパフォーマンスの良さから住宅、店舗、工場などの外装材として使用されています。また、耐熱性は従来と比べ大変優れており不意の火災時のリスクを最小限に抑えます。高額な損害額に対するリスクヘッジとして耐熱性の高い素材は選ばれています。

紫外線劣化の問題があったFRPに対して、高い耐紫外線性（耐候性）を有し、塩害にも強いステンレス鋼とガルバリウム鋼板®は屋外（沿岸部を含む）での使用に最適です。耐候性に加え、高い耐食性が製品の長期使用を可能にします。一般的なFRPの耐熱温度が100～140℃であるのに対して、ステンレス鋼は700～800℃と高い耐熱性を有しています。さらに、ステンレス鋼とガルバリウム鋼板®はともにリサイクルに適しており、排気等の環境リスクを大幅に抑制できます。

実際の作業現場において、求められるお客様のニーズはさまざまです。
当社では、お客様のニーズを正確に把握しなおかつ付加価値のある提案をすることが大切だと考えています。
既製品では対応できないケースもお客様との打ち合わせを通して納得のいく製品づくりを目指します。

当社では独自の品質保証検査を実施しています。
各製造部門で前加工と後加工が正確に行われているかを検査しながら次の部門へ受け渡し、何重もの徹底した品質管理を行なっております。
また納品前には全ての工程で不備が無いかを最終検査して出荷します。
このように、長年に渡り加工分野で培った技術を、「品質」という形でご提供するのが私たちのこだわりです。